ペットの体調が悪いと感じたら
毎日一緒に過ごしているペットだからこそ、些細なことでも「いつもと違う」と気づくことができますよね。「元気そうに見えるけれど、どこかおかしい」とか「急に元気がなくなった」「食欲がない」といった様子は、飼い主だからこそわかる異常です。
ペットの体調不良に気づいたら、動物病院で診察を受ける必要があります。ただし、いきなりすぐに病院に行くのではなく、必要な準備を整えてから向かうようにしましょう。
まず用意したいのは、ペットを入れるキャリーケースやケージです。小型犬や猫などは、必ずキャリーケースに入れて行くようにしましょう。ケージなどに入らない中大型犬などは、リードを付け手元から離れないよう準備をします。キャリーケースなどにかける布やペットの飲み水、診察費用なども忘れないようにしましょう。
排泄物や嘔吐物なども持参しよう
もし血便や血尿、嘔吐といった症状が見られたら、排泄物も診察に持って行くことが大切です。例えば尿であれば、紙コップやスポイトを利用すると採取しやすくなります。便の場合は、ビニール袋やラップでくるみ、乾燥しないようにします。ティッシュやトイレットペーパーでくるんでしまうと、便の水分が奪われてしまうので注意が必要です。
便も尿も、採取から時間が立つと検査の精度に影響が出てしまいます。場合によっては、せっかく持参しても病院で再度採取するよう言われることがあります。
嘔吐や下痢といった症状がある場合は、排泄物を必ず持参するようにしましょう。経過を書いたメモなどがあると、より良いです。
必要があればペットシートやオムツ、雑巾なども
症状によっては、ペットが動物病院で粗相してしまう可能性もあります。嘔吐や下痢症状がある場合は、事前に電話で病院に伝えておくと安心です。ペットシートやペット用紙おむつなどを持参すると、周りを汚してしまう心配がありません。
排泄物を通じて他の動物に病気をうつしてしまう恐れがあるため、嘔吐や下痢症状があるときは特に注意が必要です。また、咳やくしゃみといった症状が見られるときにも、周囲への気遣いが欠かせません。
もしどのように対応したらいいかわからないときは、動物病院に問い合わせてアドバイスをもらうのもいいですね。
ペットの体調不良時は、飼い主も慌ててしまい準備がしっかりできないケースがあります。病院に行ってから困らないよう、日頃からいざというときに備えて準備しておくと安心ですよ。
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